法人概要

一般財団法人ちよだニャンとなる会では、行政と協働で飼い主のいない猫の問題に20年間取り組んできました。2011年には、東京・千代田区で全国に先駆けて猫の殺処分ゼロを実現し、現在もゼロを継続中です。

 

団体の発足当初は不妊・去勢手術をした猫たちを「地域で見守る猫」として、元いた場所に戻す活動をしてきました。しかし昨今、都市化がさらに進み、地域猫たちの居場所が失われつつあります。地域猫たちを見守ってきた人たちの高齢化も進みました。

家に連れて帰ってもらえない高齢・病気の地域猫たちは戸外での過酷な暮らしを続け、冬は凍てつく寒さに震え、夏は暑さで倒れています。

 

この状況をなんとかしたいと思った私たちは、2018年10月、秋葉原に譲渡型保護猫カフェ「ちよだニャンとなるcafe秋葉原」を開き、保護した猫たちの譲渡をすすめる場を作りました。

しかし、路上で倒れている傷病猫の相談が後をたたず、実際にはカフェは老猫と傷病猫が余生を送る場ともなっているのが実情です。かつて地域猫として暮らしていた猫たちの高齢化に伴い、今後も譲渡できない傷病猫や老猫の保護が増えていくと予想される中で、保護猫たちの新たな居場所が必要となっています。

 

そこで、このたび本屋街として人気の神田神保町に2店舗目となる譲渡型保護猫カフェ「ちよだニャンとなるcafe神田神保町」を2022年2月22日に開設しました。


2022年9月1日をもって「オープンシェルター by ちよだニャンとなる会」に変更させていただきました。行政と協働で猫問題に取り組み、その過程で必要不可欠となっている施設ではありますが、飲食をともなう商業施設と誤認されることも少なくなく、本来の意味である「シェルター」にすることとなった次第です。また、施設を維持するために入館料を設定していましたが、ひとりでも多くのみなさまに保護猫たちを身近に感じていただけたらと思い、入館料はフリーとします。

運営:一般財団法人ちよだニャンとなる会

第一種動物取扱登録 保管:21東京都保第007277号、展示:21東京都第007277号、譲受飼養:21東京都譲第007277号
登録日:令和4年1月20日 有効期限:令和9年1月19日
事業者名:一般財団法人ちよだニャンとなる会 
代表理事:香取章子
動物取扱責任者:相崎裕子